リボ払いの返済にはコツがある?支払いを終わらせる方法を解説!
リボ払いを返済する際、早く終わらせるためのコツなどはあるのでしょうか。リボ払いの返済が長引くとどうなってしまうのか、返済がなかなか終わらず困った場合の対処法なども知っておきたいところです。
この記事では、リボ払いの返済が終わらない理由や返済が長くなった場合のリスクに加え、リボ払いの返済を終わらせるコツや対処法などについて解説しています。
目次
リボ払いの返済が終わらない理由
リボ払いがいつまでも終わらないのには、以下のような理由が挙げられます。
毎月の支払額が少ない
リボ払いは、毎月の返済額を一定にして支払う方法です。1回の返済額に対して利用額の方が大きければ、返済はどんどん長引いてしまいます。
カードを契約した際にリボ払いの設定額が数千円など小さなままになっていたり、自動リボ払いの設定になっていたりして、それに気づかず買い物を続けてしまって返済が長引くケースなどもあるのです。
利用額が多い
月々の返済額は小さくなかったとしても大きな買い物をしたり、繰り返しカードを利用したりしても、リボ払いは長期間続くことになります。
例えば、リボ払いの設定を毎月3万円にしていたとしても、30万円の買い物をしたら、単純計算でも最低10ヶ月以上は返済が続くこととなるでしょう。
また、リボ払いでは手数料が高いことも、返済が長引く理由となっています。手数料はリボ払いを返済している期間中毎月かかってくることとなるため、その分支払う手数料も大きくなってしまいます。
返済の中から支払っている手数料の分は元金が減らないため、長期間に渡って支払う手数料も多額となってしまっているケースは意外と多いでしょう。
無計画に利用している
毎月の返済額を上回るリボ利用を毎月続けたり、無計画な買い物を繰り返したりしていると、リボ払いの返済期間はどんどん長くなってしまいます。長期間返済を続けても、買い物を続けて元金が増える一方なら、いつまでたっても返済が終わらない状態になるからです。
リボ払いを利用した翌月以降に一切リボ払いを使わなかったとしても、リボ払いで利用した総額を支払い終わるまで返済は続きます。リボ払いの返済を3,000円にしていて1万円の買い物をした場合、手数料と1万円の返済が終わるのに4ヶ月はかかります。
しかし、4ヶ月の間に新たにリボ払いで1万円の買い物をしたら、さらに4ヶ月返済期間が長くなってしまうのです。
リボ払いの返済が長くなるリスクは?
リボ払いの返済が長引くと、どのようなリスクがあるのでしょうか。以下で1つずつ見ていきましょう。
返済が負担になってしまう
リボ払いでは毎月3,000円や5,000円など、少額の返済設定が可能です。「少しずつなら負担なく支払えるだろう」と思っていても、いつまでたっても返済が終わらないと、月々の返済額を増やすか出費を抑える必要があり、徐々に負担に感じるようになります。
月々の負担が増えるのに返済が終わらない状況はますます負担を強めるため、結果としてさらにリボ払いの利用額を増やしてしまうリスクに繋がりやすいのです。
利用限度額に達してカードが使えなくなる
リボ払いの返済がなかなか終わらず返済額が負担となり、さらにリボ払いの利用額を増やす生活を長く続けることはできません。リボ払いの返済よりも利用額が増え続けると、そのうち利用限度額に達してしまうからです。
限度額いっぱいまで使ってしまったカードはそれ以上使うことができないため、返済に充てるためのお金を生活費に充てざるを得なくなり、遂には支払いが滞ってしまうでしょう。
支払いを滞納した場合のリスクは?
リボ払いの支払いを滞納した場合、カード会社はカードが使えなくなる利用停止の措置を取ります。同時に支払期日の翌日から遅延金が課せられ、返済額は膨らんでいきます。
利用停止後も滞納が続いた場合、カード会社は強制解約やリボ払いの一括返済なども要求してきます。
また、支払い滞納の履歴は事故として信用情報に記載されてしまいます。いわゆるブラックリストに載った状態となった場合、ローンを組んだり新たにカードを作ったりすることが難しくなってしまうでしょう。
リボ払いの滞納から信用情報に傷がつくと、将来設計にも大きな影響を及ぼしてしまうこととなるのです。
リボ払いの返済を終わらせるコツ
リボ払いの返済を早く終わらせるコツとしては、以下のような方法が挙げられます。
毎月の支払い設定額を見直す
「楽だから」「支払いを負担に思いたくないから」と毎月の支払額を小さく設定していると、リボ払いの支払いが終わらない原因になってしまいます。
知らない間に毎月の返済初期設定額が最小になってしまっていないか確認してみましょう。もう少し多く支払える場合は、毎月の設定額を増やすことで、返済を早めることが可能です。
ただし、返済が大きな負担になるほど設定額を増やしてしまうと、新たなリボ利用に手を出す原因となりやすいため、無理なく支払い可能な金額にするのが望ましいでしょう。
リボ利用の残高を確認して、あと何回で返済を終わりたいか計算して設定額を変更するのも1つの方法です。
計画的に利用する
リボ払いに限ったことではありませんが、毎月の買い物や支出は計画的に管理して行うことが重要です。
毎月使ってもいい額を決め、オーバーしそうな場合は翌月に回すか、給料日まで待ってから現金で購入するようにしましょう。
無計画にリボ払いを使わず、手数料も考慮して何回で返済が終わるか、総支払額はいくらになるかを考えながら利用するようにします。
リボ払いを使わないと買い物ができない状況になってしまうと、いつまでたってもリボ払いが終わらないリスクが高まります。「あと5ヶ月支払ったら完済するから、それまでリボは使わない」「リボ払いせず現金で購入して、他の娯楽費用を節約する」など、毎月の収支を把握して賢く利用できるようになるのが理想です。
繰り上げ、一括返済を検討する
リボ払いの定額設定を増やしても問題なく支払える場合や、貯蓄に余裕がある場合には、リボの返済額を増やすよりも、繰り上げ返済や一括返済をすれば、リボ払いの返済はすぐに終わります。
貯蓄額を減らしたくなくてリボ払いを使うケースがありますが、リボ払いの手数料は15~18%と高めです。リボ払いを使って余計な支払いを増やすより、一時的に貯蓄から購入した方が節約になることもあるため、よく考えて利用することが大切です。
もしリボ払いの返済が終わらないことで悩んでいたり、利用限度額を迎えて困っていたりする場合には、一人で抱え込まずに専門家などへ相談してみることをおすすめします。
リボ払いの利息を減免できるか、一括返済せずに済むかもしれません。初回相談は無料で対応しているところも多いので、一度問い合わせてみるとよいでしょう。
まとめ
リボ払いは毎月定額を支払う返済方法の1つで、月々の支払いを少なく設定することもできるため、利用額が増えるといつまでも支払いが終わらなくなってしまいます。
返済期間が長引けば手数料もかさむため、返済が徐々に負担となって支払いが滞ったり、利用額の上限までリボ払いを繰り返して、カードが使えなくなったりするリスクが高まります。
毎月の支払額を増やし、計画的に返済するのがリボ払いを終わらせるコツです。リボ払いの支払いが苦しくて困った際は、「スマサポ」へご相談ください。現状を入念にヒアリングしたうえで、最適な解決策をご提示いたします。